昨日12月8日のデモは結局、シャンゼリゼ地区とレピュブリック地区を中心に行われ、それ以外のエリアは比較的静かだったようですね。予想通り一部では暴動化して略奪行為なども繰り広げられたようですが、映像をみる限りでは純粋にデモを行う人たちというよりは、黄色いベストを着ていようがいまいがそれに便乗した不届き者たちである印象を受けました。
我が家はパリといっても中心から離れた住宅街なのでいたって静かでした。多くの地下鉄が制限運転をしていた影響もあり(我が家の最寄りの12番線は左岸止まりでした)、ふだんよりも静かな土曜日でしたよ。個人的に受けた影響としては、予定していた茶会デモンストレーションが中止になったことでしょうか。今年最後の茶会でもあったし、楽しみにしていたくださった方のことを思うと残念なことでした。
さて、この日は昼間は近所に買い出しへ行ったり、テレビ画面でデモの様子を横目で見つつゆったり過ごし、夜はタイ料理レストランへ。
だんなのタイ人妻を持つ同僚が教えてくれた店「AYOTHAYA (アヨタヤ)」。そのタイ人奥さん曰く「パリで一番自分の地元に味に近い料理を出す店」。ほぅ。場所も我が家の生活圏内となれば、早速に行かない手はないでしょう。ちなみにこのタイ人奥さんの出身はアユタヤ(Ayutthaya)なのだそう。個人的にタイへは何度も旅行しているのにまだ一度も行ったことのない場所です。バンコクからすぐなのにねえ。
こじんまりした店内
お店の人はもちろんタイ人。王様の額縁入り写真は飾っていなかったけれど、王様の系譜図の描かれたポストカードが飾ってありました=タイ人経営であること間違いなしです!でもその横に聖母子の絵が置かれていたのにはちょっとミスマッチさを感じました・笑。
パパイヤのサラダ(ソムタムタイ)
辛くしてってお願いしましたよ。少し酸味が強い味付けだったけれどおいしかった。ハーブを潰す石臼型の器に入っていて盛り付けもきれい。
パイナップルとエビのサラダ
数ヶ月前に閉店してしまった、行きつけの「Krua Thai (クルアタイ)」とはほんの少し違う味付け。おそらくここのはタマリンドソースをたっぷり使っています。これはこれでおいしい。「Krua Thai (クルアタイ)」のそれのように、玉ねぎのスライスが入ってたらもっとおいしかっただろうなあ。
ハーブソースがふんだんにかかった揚げ魚(鯛)料理
ソースが思っていたのと違って冷たかった。青パパイヤをふんだんに使っているので、味付けは違えどパパイヤサラダと被ってしまったのが残念。メニューにもう1つ揚げ魚系があったので、たぶんそっちが私が思っていたほうだったのかも。おいしかったけれど「Prik Thai (プリック タイ) 」に軍配があがります。
鶏肉のパッタイこの日の4品(正確に言えばもち米も頼んだので5品)の中ではパッタイが一番でした。ここのパッタイめっちゃうまい〜。
結局いつもと同じようなチョイスになってしまいましたが、全体的にとてもおいしかったです。私もタイで食べるものにとても近いと思う。次回はタイカレーや麺類を試してみたいなあ。その前に、だんなにその同僚からオススメを聞いておいてもらおう。
*Ayothaya*
8 Rue Tiphaine
75015 Paris
日曜休み
地下鉄(メトロ)6番モトピケ駅(La Motte-Piquet-Grenelle)から徒歩数分