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クリュニー中世美術館
天気はいまいちながら久しぶりにフリーの土曜日!

家でゆっくりブランチのあと、クリュニー国立中世美術館へ。

*以下、写真すべて昨年末の天気のいい日に撮ったもの・苦笑
クリュニー中世美術館_f0242532_05324800.jpg
もとは15世紀クリュニー修道会の修道院長の邸宅として建てられたもの。
時代とともに持主も変わり、改修もされていくつかの建築様式が融合していてますが
とても見応えのある素敵な建物です。
クリュニー中世美術館_f0242532_05324938.jpg

お目当ては現在開催中のメロヴィング朝時代に関する展覧会。
クリュニー中世美術館_f0242532_05371959.jpg
(美術館公式サイトより転載)

ちなみにメロヴィング朝は5世紀後半から7世紀半ば、日本でいうとだいたい古墳・飛鳥時代と続く奈良時代あたりでしょうか。

事前にサイトをチェックしたら15時半からガイド付きツアーがある(有料)というので、せっかくなら詳しい解説付きがいいよね、ということになりその時間に合わせて行ったらなんと満席。
いえね、念のため事前に予約の電話をしたのだけど電話全くつながらず録音音声が流れるだけだったんですよ。みんな早めに来て予約していたらしい。残念。

仕方ないのでオーディオガイドで。
嬉しいことに日本語オーディオガイドがありますが、残念ながら特別展は仏語のみ。がっくし。

展示会場は古代ローマ浴場の冷水プールがあった部屋。

そう、この美術館、かつてはローマ時代の浴場があった場所。その形跡は今でも目にすることができるんです。

常設展示物としては「貴婦人と一角獣」の6枚からなる連作のタピスリーが有名ですね。数年前にここを訪れた際、6枚のうち2枚がない〜と思ったら、日本の美術館に貸し出されていましたよ・笑。

肝心の展覧会は金を使った細かい細工ものもあれば、どう見ても稚拙に見える彫り装飾があったり、なかなか楽しめました。個人的には写本装飾(enlumineur)が気になるところ。写本装飾、またいつか習いに行きたいと思いつつなかなか時間がとれずで今に至っています。とほほ。

次回の仏語ガイドツアーは2月11、12日の15時半からです。2月13日までなのでご興味のある方はお早めに。
現在結構大掛かりな改装中ですが、がっかりするほどの支障はないかと思います。特別展を差し引いても見所満載なオススメ美術館です。

クリュニー中世美術館_f0242532_05324644.jpg



by bettyko1 | 2017-02-05 05:56 | パリガイド
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フランス政府公認ガイド。パリ発信、観光・おいしいもの・フランス生活情報など。仏人夫と猫の2人+1匹暮らし。
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