人気ブログランキング | 話題のタグを見る
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 
いよいよアルゼンチン側からアタックです。すでに14時をとっくに回っていたので、広い園内、どこまで見てまわれるか。果たしてボートで滝にアタックする時間はあったのか?!

チケット売り場のお兄ちゃんが、まずはトロッコに乗って悪魔の喉笛ビューポイントに行くのがおすすめというので、逸る気持ちを抑え切れないまま、言われた通りちょっと急ぎ足で中央駅へ。ところが次のトロッコは20分後、隣駅のカタラタス駅まではここから徒歩で10分と言われたので、ボーッと待っていても仕方なしと、トレイルを通ってカタラタス駅へ。ところが駅をあと百メートルというところで目前のトロッコを逃す。しかも次は30分後と言われ心折れる。

やっと来たトロッコに乗り、やっとこさ終点・悪魔の喉笛駅へ。ここから滝までは川に架けられたトレイルをひたすら歩きます。

これは出口で、入口はこの右横。でも道はすぐ合流するし、そもそもこちらが先に目に入るので間違えてこっちから入る人多し。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103967.jpg
バスを降りたら目の前はすぐ滝というブラジル側とは大違い。とにかく時間が惜しかったので、前の人を追い抜き追い抜きでアルゼンチン側ハイライトまで。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103485.jpg
やっと見えてきました。いよいよです。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103624.jpg
うわあーーーーー迫力満点!これ、ズームじゃなくてほんと間近にみれるのですよ。実際はゴォーーーーーーっという音の相乗効果もあってもっともっと迫力があります。水しぶきだって飛んで来る。さすが「悪魔の喉笛」と名付けられただけはある。昨日(ブラジル側)はこれを下から眺め、この日(アルゼンチン側)は上から眺めています。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103771.jpg
写真だと分かりにくいかもしれませんが、滝の奥の対岸には、前日休憩したテラスが。ビューポイントも見える。写真真ん中、滝がちょうど切れたところの上あたりです。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_23574008.jpg
こんなに目と鼻の先なのに一体どれだけ時間をかけてここまで来たことか・涙 この時点で15時半。ブラジル側の国立公園を出発してからすでに4時間経過しています。でもね、ほんと来た甲斐ありました。

悪魔の喉笛を間近で十分堪能したあとは、来た道をまたひたすら戻ります。

川自体はこんなに穏やかなのにね。なまずのような魚も泳いでいましたよ。過って滝に呑み込まれちゃうドジな魚もいるのかなあ笑
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103598.jpg
再びトロッコに乗ってカタラタス駅まで戻り、今度はボート乗り場のあるローワートレイルを歩きます。ボートが何時までか分からなかったので、ここでも少し急ぎ足。それにしても看板表示が分かりにくい。ボート乗り場に辿り着くまでに何人もの人に道を聞くはめに。

ボート乗り場は岩場につくった道をひたすら降りていきます。滝の水しぶきで濡れているので滑らないよう要注意。これでもかというくらい降りていき、やっとこさチケット売り場到着。この時点で16時半くらい。最終ボートは16時50分とのこと。なんとか間に合った!と喜んだのも束の間。なんとマシーンが手元になく、下のボート乗り場のチケット売り場にあるけれどいずれにしろ朝から調子が悪くて使えず、この日は現金のみという。現金はペソ、レアル、米ドルで、これらを混ぜて払ってもオーケーとのこと。しかーし、私達はその現金をほとんど持ち合わせていなかった!ビジターセンターのチケット売り場のおじさんが、園内は全てカード払い可って言っていたから余分なペソは引き落とさなかったし、レアルもほとんど持ち合わせなし。ボート売り場のお兄ちゃん曰く、使える時と使えない時がある、と。なんなんだそれは〜怒。とにかくお兄ちゃんがダメもとでマシーンが使えるか知るために行ってみたら、というので急いで下のボート乗り場のチケット売り場へ。ここまでがまた遠い。やっと着いて聞いてみたら、やっぱりマシーンは使用不可。上のお兄ちゃんと同じこと言われました。
最初からどっちでもいいと思っていただんなは、1人分なら(現金)あるから行っておいでよと言うけれど、1人で行ったってつまらない。もういいよ、と言った矢先に、あ、1人分もないや、だってさ。こめかみのスジがピクッとしちゃいましたよ。
マシーンが使えないことにも腹が立ったけれど、十分な現金を持ち合わせていなかっただんなにも腹が立つ。確かにペソを余分に引き出さなかったのは2人の決断だけれども、サンパウロの空港に着いた時点から何度もレアルを持っておけという私のアドバイスに耳を貸さず、あくまでカードに頼ろうとしただんなに無性に腹が立ってちょっと口論に。

ま、でもね、こんだけ愚痴って口喧嘩しておきながら、正直ボート自体にそこまでこだわってはなかったからいいんだけどね。昨日ブラジル側でさんざん濡れたし・笑。乗れたら楽しかっただろうけど、残念でしたってことで。

というわけで、絶対にボートに乗りたい人は、ボート代もペソで用意しておきましょう。1人確か270ペソだったと思います。

このあとは何となく気が抜けて、気を取り直し、ゆっくり滝を見ながら散策。

虹は結構いつでもどこでも見れました。季節によるのかは分かりませんが。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103355.jpg
トレイルは緑がいっぱいで軽いハイキング気分。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_00120975.jpg

それにしてもアルゼンチン側は本当に広い。分かっていたこととはいえ時間が足りない。この日の宿がアルゼンチン側だったらもう少しゆっくりできたのだろうけれど、私達は翌日のフライト時間が早いためにブラジル側に宿をとったので、アッパートレイル散策は諦めました。サン・マルティン島トレイルも歩けなかった。
某ガイドブックには所要6時間とあるけれど、トロッコ列車の待ち時間(1本逃すと大変)やボート乗りのことなども考えると、やはり丸1日考えないと全てをゆったりまわるのは無理かと思います。けれど、アルゼンチン側のハイライトはなんといっても悪魔の喉笛なので、これを間近で見ただけでもかなりの満足感は得られるかと私は思います。

出口へ向かう途中、また分かりにくい看板のせいで出口どころか公園内にあるシェラトン・イグアス・リゾート&スパの前に辿り着いてしまいました。一見して古いと感じる外観。以前ここに泊まったS夫妻もダス・カタラタスに比べると断然落ちるとのことでした。ただホテルから滝までは少し離れてはいるものの、園内にあるので便利だし、人のいない時間の公園をゆったり満喫できるという特権はありますが。

17時55分発のプエルト・イグアス行きに乗って国立公園をあとに。バスは20分毎で最終は20時15分。深夜便もありました(22:35,23:35,0:35)。1人50ペソ

帰りは終点まで。行きはどうやら無駄な時間を省くために親切心で運転手さんが終点まで行くことなくすれ違った滝行きのバスに乗せてくれた模様。バスを降りた後は目の前のバスターミナルへ行き、ブラジル行き乗り場へ。18時30分と言われたけれどそのバスは日曜日だったせいか来ず、結局19時の最終バスに乗ったのでした。外はすでに真っ暗。早めに公園から引きあげてよかった。ターミナルにいた人懐っこいニャンコもいっぱいなでなでできたし・癒。きれいで健康そうだったから飼い猫かも。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_22103160.jpg
帰りもまたアルゼンチン側で出国手続き。待っていてくれたバスに乗り、今度はブラジル側イミグレ。でもビザを持っている人は手続き不要なのでバスの中で待機。そもそも私達出国手続きしてないしね。

そうそうビザで思い出しました。旅行会社の人に言われたのですが、ブラジルビザを取得した場合、ビザのエントリーナンバーが「Mul tiplas」と書かれているかどうか確認したほうがいいそうです。というのも、イグアスの滝往復のみであればブラジル側では特にチェックがないのでほぼ問題はないのですが、アルゼンチン側へ渡ってそのまま別の地域へ旅をし、ブラジルの別の町から再入国しようとした場合、エントリーナンバーがこの「Multiplas」でないと、再入国できなくなる可能性が高いそうです。私はフランスにあるブラジル領事館でビザを取得したのですが、自動的にこの「Multiplas」となっていました。

無事フォス・ド・イグアスに戻り、ホテルへ戻る途中、軽く夕食でもとうろうろしていたら、道で気さくに声をかけてきたアフガニスタン出身のおじさん(この9月からこの町で医者として働くためにに来たらしい)が、レストランのいっぱいある道(同じ通りに住んでいるとのこと)と、その中でもおすすめの安いところを教えてくれたので、そこに決定。ビュッフェスタイルでなんと1人15レアル。安っ。私達はあまりお腹がすいていなかったし、夜も遅かったので、サラダ、野菜系のみ。でも安い割&あまりおいしそうに見えない割にはイケてました。お肉系も数種類ありましたし、単品メニューもあります。

イケるといえば、デザートにどっからみても着色料たっぷりのおいしくなさそうなデザートが。

最初は見向きもしなかったのだけれど、けっこうなお客さんがそれらをたっぷり取り分けているので、試しにちょこっと食べてみることに。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_05094705.jpg


あれ?!結構イケる笑。ぷるんとしてて、白い部分はココナツ味。ピンクはいちご。クリームは酸味がきいて意外にさっぱり。安っぽい味なんだけど、これがなんだか昔懐かし昭和のデザートみたいで、思わず2人しておかわりしてしまったのでした。

翌朝、ゆっくりめの朝食後、バスは面倒だったのでホテルからタクシーで空港へ。60レアルくらい。チェックインカウンターへ行く前の段階でセキュリティチェックがあり長蛇の列なので、気持ち早めに行くことをおすすめします。帰りは経由便。翌週行く予定のリオ・デ・ジャネイロで乗り継ぎし・苦笑、無事サンパウロへ戻ったのでした。

グアリューリョス空港の駐車場は2泊で55レアル。往復タクシー代と大して変わらないので車を所有されている方にはおすすめです。


おまけ。
両側の公園内にたくさんいたハナグマくん。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_01215403.jpg
生態系保護のため餌やり禁止。危ないのでナデナデするのも禁止です。
イグアスの滝 その3/アルゼンチン側 _f0242532_01215512.jpg
これでイグアスの滝の旅はおわり。
次回はサントスです。










by bettyko1 | 2015-09-05 10:24 | ブラジル生活
<< サントスの旅 イグアスの滝 その2/ブラジル側  >>



フランス政府公認ガイド。パリ発信、観光・おいしいもの・フランス生活情報など。仏人夫と猫の2人+1匹暮らし。
by bettyko1
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31