翌朝。またも早起き。とほほ。ホテル側の不手際で(これは後に判明)、直前までに正確なピックアップ時間が分からないどころか、本当にピックアップしてもらえるのかさえ定かではない状態で、やきもきしながら気分的に慌ただしく朝食をとりチェックアウト。
8時半前、ミニバス(だと思っていたら大きな観光バスだった)が無事ピックアップにきて、いざ出発! ところが、走りだしてしばらくした頃、思いもよらぬアクシデント発生。なんと乗っていたバスが衝突事故起こしました〜。バスは前が少し凹んだだけで済みましたが、衝突された乗用車は後ろのトランク部分がぺっちゃんこ。けが人がでなかったのが幸い。 当然バスは一時停車。最初は代車が来るのを待って乗り換える予定だったのが、結局代車は来ず、車体の3分の1がぺちゃんこになった乗用車を置き去りにしたままで30分程のち、同じバスで再出発。その間警察が来て事情聴取が行われたわけでもなく、現場検証が行われたわけでもなく、出発際にちらっとバイクに乗ってきたポリスらしき1人が視界に入ったただけ。なんなんだ、このテキトーさは。 それにしても、この事故で乗客から一切の苦情がでなかったのが驚き。もしこのバスの乗客が全て日本人だったなら、ほぼ確実に詳しく状況説明しろだの、謝罪しろだの、無駄になった時間をどうしてくれるんだだのと言ってくる人が必ず一人は出てくるはずなんだけど。しかもその場で言わずに後になってから。そのあたりケガとかいったものがなければブラジル人、欧米人は許容範囲が広いのかな。 サン・ルイスからバへリーニャスの町までは約3時間半の行程。車内のクーラーがガンガンに効いててちょっと寒かった以外は寝不足のおかげで眠れたので結構あっという間。途中20分ほどトイレ休憩。 ここで、同乗していた在サンパウロの日本人ご夫婦に教えてもらった(実はこのご夫妻、前日のベロ・オリゾンテの空港のエレベーターで偶然乗り合わせて少し言葉を交わした方達だったのでした)、この地域でしか買えないというガラナを買ってみました。不味いけどね、というコメント付きで笑。ちなみにここで軽食やスナックなども買えます。 かわいいピンク色の炭酸水。着色料たっぷり。教えてもらったとおり、味はおいしくな〜い・笑。なにかの香辛料の味。 休憩後1時間ほど走り、いよいよバへリーニャスの町へ到着。バスはそれぞれの宿泊先前まで行って下ろしてくれるのでラクチン。最初にツアー会社が提案してきた宿もまわったのですが、見てからに古そうだったので却下して正解でした。 今回私達が泊まったのは中心広場からは徒歩15分ほどの川沿いにある「Posada de Rio」という宿。個人予約ではすでにいっぱいで取れなかったのですが、ツアー会社にお願いしたら取れました、というか最終的に向こうからこの宿を提案してきました。各部屋にはハンモックのかかったバルコニー付き。小さいけれどプール付き。庭も草花がきれいに植えられていて感じがいい。英語は全く通じないけれどスタッフの感じもいい。ただエアコン、ミニ冷蔵庫、テレビ付きとはいえ、部屋自体と設備が予想以上に古くてかなりがっかり。シーツはきれいに洗濯されていたので清潔感は感じられたけど、エアコンはうるさいし、シャワーの水量もいまいちでぬるま湯しか出ない。ま、サンパウロと違って気候はすごく暑いから熱いお湯が出なくても問題ないし、暑いの大好きでクーラ好きじゃないからほとんど使わなかったのでこれもまあ大した問題ではなかったのだけど。 ホテルに到着したのが13時前で14時にはこの日のツアーに参加するためのお迎えが来てしまうので、急いで準備をして宿で簡単なランチ。パイナップル入りバーガーサンド。ボリューミーでなかなかイケました。 14時過ぎ、四駆にイス付きの荷台をくっつけたような車がツアーガイドとともにお出迎え。各ホテルでツアー参加者をピックアップしていざレンソイスへ出発! 途中、船に車と一緒に船に乗って川を渡り、 そのあとは周囲を低木に囲まれた砂地を結構なスピードでガンガン走っていきます。 屋根はついているけどドアはなくオープンエア、しかも縦横にとものすごい揺れるので、落ちないようにしっかりつかまって。一番前に座った場合は要サングラス。砂塵が思いっきり目に入ってくるので。オープンエアだから車酔いの心配なし、のはず。 途中、タマリンドのような実がいっぱいなっている木がたくさんあったのでガイドさんに聞いたら、わざわざ車を停めてその実をとり、色々説明してくれました。ポル語なので100%は理解できませんでしたが、フランス語とよく似ているのでだいたい分かりました、って私じゃなくてだんながだけど笑 約1時間程で目的地に到着! ビーチサンダルは脱いで車に残して裸足でいきます。しょっぱなから急坂を登らなくてはならないのですが、砂なのでなかなか前に進まずかなりキツい。枝をロープ代わりに。途中から補助用ロープが設置されていました。 急な砂地をやっと登り切ると眼前に絶景が広がります。 雨期限定であちこちにできた湖の水は透明度が高くてとてもきれい。泳ぐつもりで水着着用してきましたよ。ガイドさん曰く、だいぶ水が少なくなっているとのこと。確かに水が干上がっている箇所がいくつもありました。 しばらく泳いだ後は、ガイドさんにくっついて、奥の人が少ないほうへ。時々説明もしてくれます。 帰途、日没を眺めて。 帰りはまたトラックに揺られて宿に戻ったのでした。とても親切なガイドさんだったので、心ばかりのチップを渡しました。 夕食はまた宿で。なんとこの宿のレストラン、ちゃんとした食事の提供は17時まででそれ以降は軽食のみであることが判明。アルコールも夜は販売ストップ。さほど大きくない町とはいえレストランのある中心部までの15分の道のりでさえ疲れて面倒だったので、お昼と同じ軽食でさっと済ませ、翌日に備えてさっさと就寝したのでした。同じく宿に泊まっていた人達もしっかりした夕食がとれないとあって皆かなりがっかりな様子。ツアーで一緒だった若いブラジル人カップルだけが諦めずにわざわざ町の中心まで出かけていったのでした。 そうそうこの宿、なんとアメニティは石鹸のみだった。仕方ないので近くのお店までシャンプーを買いに。すでに外は真っ暗だったけれど、外で遊ぶ子供や、音楽をがんがんにかけている家、外に座ってまったりしている家族もいて、危険な雰囲気は感じられませんでした。 その3につづく。 *追記* 基本私達は自分達で宿を予約するのですが、今回は時間がなかったのと面倒くさかったのとでツアー会社にまとめて予約してもらいました。利用したのは「Lonley Planet」に載っていた「Brasil Planet Turismo」という会社。この他にも2件の現地旅行会社に問い合わせたのですが、返事が来たのがここだけでしかも毎回のレポンスがとても早かったので。英語可。メールでの予約可。 サン・ルイスーバへリーニャス往復、宿2泊(朝食付き)、3日間のレンソイスツアー送迎、ガイド(ポルトガル語)付きで、1人約630レアル。
by bettyko1
| 2015-08-27 03:51
| ブラジル生活
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